aとmの生活日記

30代子育て世代の奮闘記

FPシリーズ「103万の壁」

 

おはようございます。

 

aです。

本日のFPシリーズは「103万の壁」です。

 

専業主婦の方がパートタイムとして働く時に、良く話題になる収入の話です。

103万の壁」は良く聞く話で年収103万円のことです。

今日は、その金額が何を意味してどのような影響があるのかをお話したいと思います。

長文になりますがお付き合いいただければ幸いでございます。

それでは、スタートです。

 

 

〜〜〜目次〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

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収入と所得

103万の壁」を理解する上で、大切なお話。

収入と所得」を理解することが大切です。

 

まず、収入についてです。

収入とは、労働の対価=お給料の事です。これは誰でもわかりますね。

 

お次は、所得について。

働く人には、働くに当たって必要な経費が認められています。

経費というと自営業の人を思い浮かべる人もいるかと思いますが、自営業の方のみならずパートの人やサラリーマンの人にも認められています。

この「経費を収入から差し引いたもの」を「所得」差し引くことを「控除」と言い、控除された後の所得を「課税所得」といい税額計算のベースになります。

 

所得控除

会社員・アルバイト・パートタイマーなど勤務先から給与を受け取る人には給与から収入に応じて、一定額の控除が認められています。

これを「給与取得控除」と言い経費に該当します。

給与取得控除額は収入により変化します。

下記表を御覧ください。

 

                        ※国税庁HPより

 

この給与取得控除の他に、個人の事情に応じて下記の控除が認められています。

 

①家族状況に応じた控除

②本人の状況による控除

  • 障害者控除
  • 寡婦控除
  • ひとり親控除
  • 勤労学生控除

③保険料を支払うことによる控除

④その他(確定申告することで受けることが出来る控除)

  • 医療費控除
  • 雑損控除
  • 寄付金控除

 

 

103万の壁

それでは、いよいよ本題の「103万の壁」に突入していきます。

では「103万の壁」とは何を意味するのかと言うと、「所得税」が発生し徴収されるようになるラインになります。

 

まず、パートの人の収入が103万円あったとします。

この収入から所得税を計算する上で、給与所得控除額が差し引かれます。

給与取得控除額は「所得控除表」で見ると収入103万円の場合、「550,000円」になるので計算式としては...

 

1030,000 − 550,000 = 480,000円

 

また、年収2500万円以下の人には「基礎控除」が有り、控除額は「480,000円」になります。

したがって、先程計算した式から...

 

480,000 − 480,000 = 0円

 

この「0円」が課税所得になり、課税所得をベースに所得税率を掛けてを計算するので「103万円までは所得税が発生しない」というわけです。

では、103万円の次の壁の「130万の壁」まではどれくらい所得税が掛かってくるか計算をしてみたいと思います。

 

 

所得税計算方法

所得税の計算式は下記の式で計算します。

 

所得税額 = 課税所得金額 × 税率 - 控除額

 

www.nta.go.jp

 

 

では年収130万の場合を計算したいと思います。

まず課税所得の計算は...

 

1,300,000 - 550,000 - 480,000 = 270,000円(課税所得)

 

課税所得額が195万円以下の場合は税率が5%になりますので...

 

270,000 × 5% = 13,500円(年間)

 

どうですか??

103万円の壁を超えても、所得税は年間13500円です。

月額 1125円です。

あと100万円から住民税(所得の10%+均等割)がかかってきます。

270000の10%+均等割りですから月2600円程度です。

所得税と合わせて、3800円程度でしょうか。

103万円を超えても負担額は問題無いですね。

これくらいだったらもう少し働いた方が家計の助けになるので仕事を増やしてみようと思うのではないでしょうか?

 

 

本日はここまでです。

次回は「130万円の壁」についてお話したいと思います。

 

以上 aでした。

 

 

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