aとmの生活日記

30代子育て世代の奮闘記

HPVワクチンどっち打つの!?

 

こんにちは〜!

今パートが終わって帰ってきてご飯食べ、一息ついているMです!

今日も忙しかった!働いたぞ〜!

 

さて前回の記事で、私はHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンを娘たちに打たせようと思ってることについてお話しました。

 

amhn-432.hatenablog.com

 

今回は、前回でも少し触れたHPVワクチンの種類について見ていきましょ〜う。

 

 

目次

 

 

ワクチンの種類について

私が勤務する病院では「ガーダシル®」か「シルガード®9」かを患者さん・ご家族で選択することができます。

「どちらがいいのですか?」という質問も多くいただくので、今回は違いについてお話できればと思います。

 

「ガーダシル®」→2011年発売で2013年から定期接種開始

「シルガード®9」→2021年発売で2023年から定期接種開始

 

 

シルガード®はまだまだ最近登場した新しい薬ですねー

シルガード9に含まれる9つのHPV型
ガーダシル、6、11、16、18型、
シルガード9、16、18、31、33、45、52、58型

※MSD製薬パンフレットより

 

上の図はそれぞれのワクチンに含まれるHPV型を示しています。

ガーダシル®は6〜18型まで、シルガード®9は先行のガーダシル®に5つの型を追加して6〜58型までカバー出来ます。

日本における子宮頸がんのHPVワクチン型分布はHPV16/18型で65.4%、HPV31/33/45/52/58型を含めると88.2%。

高リスク型のHPVのうち、シルガード®9に含まれる型は、子宮頸がんの93.6%に関与していたことが報告されています。

 

えっ、シルガード®9めっちゃいいやん!

と思いませんか?

 

次。デメリットです。

 

ガーダシル®は前述したとおり、前々から定期接種されてきているので、副反応について20年間のデータを追えています。

 

シルガード®9については10年間のデータしか追えていません。

 

 

副反応について

ガーダシル®及びシルガード®9共通

【特に注意すべきもの】

過敏症反応(アナフィラキシー(頻度不明)、気管支痙攣(頻度不明)、蕁麻疹(0.4%)等

息切れ、蕁麻疹などを症状とする重いアレルギー

ギラン・バレー症候群(頻度不明)

手や足に力が入りにくい、手足の感覚が鈍くなるなどを症状とする末梢神経の病気 

血小板減少性紫斑病(頻度不明)

鼻血や歯茎からの出血、あおあざなどがみられる病気

急性散在性脳脊髄炎(ADEM)(頻度不明)

発熱、頭痛、手足が動きにくい、意識の低下などを症状とする脳などの神経の病気

 

ガーダシル®

 

10%以上

1~10%未満

0.1~1%未満

頻度不明

     

蜂巣炎(皮膚局所の痛みと熱を伴った赤い腫れ)

血液及びリンパ系障害

     

リンパ節の腫れ、痛み

神経系障害

 

頭痛

身体がふらつくめまい、感覚が鈍くなる、刺激がないと眠ってしまう

失神

耳及び迷路障害

   

身体が回転しているように感じるめまい

 

胃腸障害

   

下痢、腹痛、吐き気、胃のムカつき

嘔吐

筋骨格系及び結合組織障害

   

手足の痛み、筋肉が硬くなる、手足の不快感

関節痛、筋肉痛

一般・全身障害及び投与部位の状態

注射部位の痛み、腫れ、赤み(67.8%)

注射部位のかゆみ、発熱

注射部位のしこり、注射部位の内出血、注射部位不快感、注射部位内出血、注射部位変色、注射部位知覚低下、注射部位熱感、倦怠感

注射部位血腫、無力症(まぶたが下がる、ものがダブって見える)悪寒、疲労

臨床検査     白血球数増加

 

 

 

 

シルガード®9

 

10%以上

1~10%未満

0.5~1%未満

頻度不明

   

咽頭炎、インフルエンザ

皮膚局所の痛みと熱を伴った赤い腫れ

血液及びリンパ系障害

     

リンパ節の腫れや痛み

神経系障害

頭痛 身体がふらつくめまい  

感覚の低下、失神

呼吸器、胸郭及び縦隔障害

 

のどの痛み

   

胃腸障害

 

吐き気、胸焼け、胃のむかつき、下痢

嘔吐、上腹部痛、腹痛

 

筋骨格系及び結合組織障害

   

筋肉痛、関節痛

手足の痛み

一般・全身障害及び投与部位の状態

注射部位の痛み、腫れ、赤み

注射部位のかゆみ、発熱、疲労、注射部位内出血、注射部位しこり

注射部位出血、注射部位腫れ、注射部位熱感、倦怠感、注射部位しこり、注射部位反応、知覚低下、無力症(まぶたが下がる、ものがダブって見える)

悪寒、注射部位知覚消失

 

その他の副反応

 

これらが副反応として薬品の添付文書に記載されているものです。

特に注射部位の痛み、赤み、腫れといったものに関してはかなり多くの方に起こる症状です。

 

わかりやすくいうと、コロナワクチン。皆さんは受けられました?

あれと同じ筋肉注射なんです、このワクチン。

コロナワクチン受けられた方は、腕の痛みを経験された方も多いのではないでしょうか。

それに似ている感じの痛みがあとあと出てきます。

また、筋肉注射自体が、痛みを感じますので私の勤務する病院では、希望者にペンレスという、パッチタイプの局所麻酔薬を使用することが多いです。

これをすることで、注射時の痛みは軽減されます。

また、めまいや気分不良が起こることを想定して、処置台に横になって注射することも多いです。(迷走神経反射といいます)

30分間は院内でゆっくり様子を見てもらい、急に立ち上がったり、激しい動きをしないように説明します。

 

 

ガーダシル®とシルガード®9の副反応については、少し違いはありますが、ほとんどが似たものとなっています。

 

打つときの痛みについては同じだと言われています。

(MSD製薬の担当者さん談)

 

接種スケジュールについて

もうひとつ、この2つのワクチンには大きな違いがあります。

 

ガーダシル®は初回接種から2ヶ月後に2回目、その6ヶ月後に3回目を打つというスケジュールで、計三回の接種が必要となります。

 

シルガード®9は、初回接種後6〜12ヶ月後に2回目を打って終了の計2回の接種となっております。

※9歳以上15歳未満の場合

 

接種回数違っても、どっちもしっかりと抗体がつくと。

 

 

ガーダシル®とシルガード®9ちがいまとめ

・ガーダシル®は低リスク型2種類と高リスク型2種類の4種類のHPVに対応したワクチン。

・シルガード®9はガーダシル®に5つの型を追加したワクチン。

・副反応については今のところほとんど同じ。

・ガーダシル®は20年間の、シルガード®9は10年間の副反応についてのデータがあり、安全性が確認されている。

・打つときの痛みはどちらも同じだと言われている。

・ガーダシル®は3回、シルガード®9は2回接種。

 

どちらを打つのか問題私の考え

私個人的には、シルガード®9の方を娘には打たせたいなと思っています!

副反応のデータがガーダシル®より少ないという点はありますが、より多くのHPVウイルスに対応できたほうが有用だと考えるからです。

あと接種回数。

本文にも述べている通り、結構痛かったり、副反応が多く出るワクチンなので、1回でも接種が少ない方が負担が軽いかなと思います。

 

今回はHPVワクチンの種類と私が考えるどっちを打つか問題についてお話してみました。

 

次回はHPVワクチンと性教育についてかいてみようと思いまーす(^^)

 

お疲れ様でした〜!

 

 

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