aとmの生活日記

30代子育て世代の奮闘記

HPVワクチン打つの!?打たないの!?

こんばんは!

ごくたま〜に出没するMです!

 

今日はHPVワクチンについて自分の勉強もかねてまとめてみたいと思います。

※不慣れですのでお手柔らかに!

 

今CMでも放映されているHPVワクチン。

ヒトパピローマウイルスワクチン】

 

CMでは、一人の女性が子宮頸がんと診断され、その女性を取り巻く女性「お母さん」「妹」が登場する短いストーリー仕立ての内容になっており、がん予防について説かれています。

 

youtu.be

 

この子宮頸がんワクチンは、小学6年生で学校から案内を貰ってくるようになっています。

※MSD製薬 Youtube CMより

 

大切な子供に、子宮頸がんワクチンを打たせるのかどうか。

親として迷う方もいると思います。

実際私が勤務する病院を受診される患者さんで「ワクチン受けたほうがいいのですか?」と質問される方も多いです。

では、HPVワクチンについてどんなもんなのか一緒にみていきましょ〜う。

 

目次

 

 

子宮頸がんとは

・子宮頸部にできるがん

・罹患年齢は20〜30代

・出産年齢とも重なり、不妊や不育の原因になることもある。

ヒトパピローマウイルス(HPV)の持続感染がリスクとなる。

HPVはありふれたウィルスで異性との性経験のある女性の8割が一生に一度は感染すると言われています。

200種類以上の型があり、この中のいくつかががんと関連があると言われ、「高リスク型」に分類されています。

この高リスク型のHPVに感染したとしても、多くは自然に身体から排除され、必ずしもがんになるというわけではありません。

一部のウイルスが持続感染することで、数年から数十年を経てがんへと進行することがあります。

これらの感染を予防するために開発されたのがHPVワクチン「ガーダシル®」「シルガード®9」です。

※この2つのワクチンの違いについての詳しいことは次の記事で紹介します。

 

HPVワクチンの有効性

★海外の報告

ワクチン発売前の大規模な臨床試験において、未感染者に対しては高リスク型のウイルス感染・前がん病変をほぼ100%予防することが明らかにされました。

これを受け、多くの国々でワクチン接種の定期プログラムが開始されました。

この定期プログラムを早期に開始した国々では、ウイルスの感染率が劇的に減少しているという報告もあります。

また、このプラグラムを導入しワクチン接種率が高い国において、ワクチン導入前の未接種世代と比較すると明らかに子宮頸がんの前がん病変が減少しているという報告もあります。

 

このようにしてHPVウイルスの感染を予防することで、子宮頸がんを予防できワクチンの有効性が高い、ということがわかります。

 

これは海外の報告ですが、日本でも研究が進んでおり、ワクチンの有効性の高さが報告されています。

 

 

HPVワクチンの安全性

日本においては、接種後の広範な疼痛、運動機能障害、起立性障害などの多様な症状が報告、報道され、2013〜2021年までの間、接種の積極的勧奨が一時差し控えられていました。

これらの症状に関して、慎重に解析が行われた結果ワクチン接種との因果関係を科学的・疫学的に示した報告はありませんでした。

接種後に副反応疑いとして報告された多様な症状について、厚生労働省による検討会において機能性身体症状であるという見解が示されています。※1

また、国内でのべ890万回接種(約338万人)を対象とした有害事象が検討され、接種後に自覚した多様な症状(頭痛、倦怠感、関節痛、筋肉痛、筋力低下、めまい、月経不整、不随意運動、起立性調節障害、湿疹、感覚鈍麻、けいれんなど)が未回復で継続している頻度は10万人あたり5人であると報告されました。

また、薬剤との関連性が否定できない死亡例は認められませんでした。

※1)機能性身体症状:症状の訴えや障害の程度が、確認できる組織障害の程度に対して大きいのが特徴。

 

接種後に、副反応かな?と思われるような多様な症状が現れた方には、協力医療機関による支援体制がすべての都道府県に整えられています。

また、医療機関での治療が必要になった場合や健康被害が出現した場合、予防接種健康救済制度に申請し認定がなされると、医療費や障害年金による給付が受けられます。

 

 

HPVワクチンについて【まとめ】

・HPVワクチンについては海外でも日本でも研究が進んでおり、かなり有用性が高いことが確認されている。

・ワクチンによる副反応と思われる症状は多様で、出現率も高い。だけどその症状が長く続いたり、重症であるとされる例はまれである。

・特に一番恐ろしい、死亡例はない

 

接種に対するわたしの考え

 

ワクチンの副反応を心配する気持ちは充分理解できますが副反応が起こった際の処置や医療・補償体制も整ってきています。

ワクチンの副反応を恐れて接種を避けるよりも、ワクチンでHPVの感染を予防して、子宮頸がんも予防してあげる。

我が子に将来悲しい思いをさせないために、接種させてあげたいな〜ってわたしは思いました。

 

 

参考文献

日本産科婦人科学会「子宮頸がんとHPVワクチンに関する正しい理解のために」

②MSD製薬 HPVワクチンパンフレット

 

次回はHPVワクチンワクチン「ガーダシル®」と「シルガード®9」についてかいてみようとおもいまーす。

 

 

「2023年 開設ブログ」に参加してみました。

少しでもブログ仲間の方とお知り合いになれれば嬉しいです。

見てくれたついでに「ポチッ」とお知り合いの印。

よろしくお願いいたします。